いちばんシンプルで伝統的な「すったて」の作り方

「すったて」とは何者かわかりましたが、ちょっと宮崎名物の「冷や汁」に似ていると思いませんでしたか? そう、発想はとてもよく似ているのですが、でも「冷や汁」はつけ汁に魚の干物を使用していて、野菜のみをつかって作る「すったて」とは微妙にちがうんです。

 

ちなみに「すったて」とは「すりたて」が訛ったものらしく、“ゴマのすりたて”を意味するのだとか。川島町では昔から親しまれてきたという「すったて」の、シンプルで伝統的な作り方は以下のとおりです。

 

材料=味噌大さじ2、ゴマ大さじ3、青ジソ4枚、キュウリ1本、タマネギ1/2~1/4個、うどん2玉、氷・冷水各適量 

 

作り方=1:ゴマを香ばしく煎ってから、すり鉢でよくする。
2:タマネギはみじん切り、青ジソは千切りにする。キュウリは薄い輪切りに。
3:1のすり鉢に味噌を入れて混ぜ合わせ、タマネギと青ジソも加えて合わせる。
4:キュウリを3に入れ、すりこ木で軽くたたいてから混ぜ合わせる。
5:4に冷水を注いでよく混ぜる。6:うどんをゆでて水洗いし、ざるうどんの要領で供する。
6:各自の椀に氷を入れ5のつゆをはり、うどんをつけながら食べる。これで、おいしい「すったて」のできあがりです。